結婚式に行ってきた

 高校時代の友人の結婚式に行ってきた。高校時代は部活は入っていたしそれなりに友達がいたのだ。というか、高校時代の部活の人間10名程度が、唯一今も連絡を取り合う家族以外の人間だといってもほぼ間違いない。取り合う・・・まあ忘年会の調整くらい。その一人が去年の年末に婚約を僕たちに報告し、今月挙式を挙げた。

 自分の結婚について考えたことは何度かあって、その度に僕には無理だという結論に達している。相手がいるかどうかも難関な問題ではあるけれど、それよりも同じ部屋の隣に自分以外の人間が存在するということに耐えられないと思うからだ。

 大学時代から僕はひきこもり生活を続けている。大学では部活サークルには入らず4年間とにかくひきこもってゲーム三昧。外に出るときは講義に向かうときだけ。帰りにスーパーで買いだめ。卒業後、東京の超絶ブラック零細IT派遣会社で2年間勤め、去年大きなIT派遣会社に転職した。仕事をしてるといっても、私的な連絡の取り合いとか休日の社交的な?遊びなどは一切ないので、質的には大学時代の引きこもり状態と変わらないと思っている。特にこの半年はリモートワークに変わっているので、大学時代よりも部屋に引きこもっている時間は確実に増えた。この状態が嫌かといえば決してそんなことはなく、むしろ僕が求めてこうなっている、と僕は思っている。母親からはひきこもって平気なのと心配されたことがあるが、僕は平気だしむしろ精神的には大分健康である。こんな風に考えている僕は、結婚して同じ部屋に人間が存在する状態を進んで作り出そうとは何度考えても思えない。

 一方で、結婚したいと全く思わないわけではない。小さいころからの「いつか自分も就職して結婚して・・・」といった当然こうなるよねみたいな気持ちもあるし、純粋にやったことがないことへの好奇心もある。そしてこれは確証はないが、結婚した人は顔つきとか振る舞いが変わっているように思う。多分責任を感じているかどうかの違いなんだろう。彼らを見てると、あぁ大人だなあと感じるし、振り返って僕自身をみるとあぁ子供だなあって感じてしまう。別に大人になれないこと自体が嫌だとは思わないけれど、周りが変わっていく中で僕だけが残されていく感じがとても寂しく嫌な気持ちになるのである。僕が大人になれないのは結婚が理由ではないだろうとの思いもあったが、結婚くらいの劇薬がなければ僕は変わらないだろうという結論に今は達している。

 

 

 始業時間になってしまったので、もう投稿しよう。今回がこのブログの初投稿。月一更新を目指す。